サッカーがサッカーでなくなる!?
先月、FIFAで新ルールが10個提案されました。
その中のひとつに「オフサイド廃止」という案が出されました。
これはサッカーというスポーツが大きく変化しかねない重大な問題です。
FIFAって何?
FIFAは国際サッカー連盟のことであり、FIFAワールドカップをはじめとする国際大会を主催することやサッカーの普及、ユース育成、レフェリーのレベルアップ、サッカーや移籍に関するルールの策定、サッカーを通じた国際貢献などの活動を行っています。
国際サッカー連盟(FIFA)ってなに?|お問い合わせ|日本サッカー協会
オフサイドとは
オフサイドポジションにいる味方に対してパスを出した時にオフサイドという判定になります。
下の図におけるオレンジの範囲がオフサイドポジションとなります。
パスを出すという点ですが、パスはボール保持者が蹴りだした瞬間のことなのでボールを受けた時点でどこにいようが蹴りだした瞬間にオフサイドポジションにいればオフサイドとなります。
オフサイド2に関してはシュートを打ったつもりだがGKにはじかれオフサイドポジションにいる味方にボールがわたりました。
一見、オフサイドではないように見えますが、これもオフサイドの対象となります。
オフサイドでない
なぜオフサイド廃止?
「オフサイドのないサッカーを見るのは非常に興味深い。今のサッカーはもはや、9人や10人のDFがゴール前を固めるハンドボールのようだ。でも、オフサイドがなければ、DF人の背後にFWが立てるから得点の可能性がより広がる。今よりも攻撃のチャンスは増えるし、試合の見ごたえも増すだろう。」
という意見からオフサイド廃止案が浮上した模様です。
いや、ダメでしょ。
そもそも、オフサイドがなくなったらDF陣は自陣のゴール前に集中してしまいます。
そして、バルサのようなパスを回して繋ぐサッカーが見られなくなります。
縦パス一本で、めっちゃ脚の早いやつがゴールを奪う形になりそうです。
サッカーは戦略により選手の個性が活かされ、さらに11人の個性がそれぞれの個性を高めていく結果、試合に勝つものであるはずがこの案が可決されると線種の多様性がなくなってしまいます。
脚の早い選手の需要が増え、やがて競技人口も少なくなっていくことに繋がります。(少し大げさです。わら
もし実際に、この制度を行うとしたらフィールドを狭くした方が良いと思います。
そう、それはフットサル
今回の件はフットサルの人口を増やしたかったのかな?わら